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若王子先生とねんねします

09 04 *2011 | ときメモ::若王子先生のネタ

先生が好きです。苦しい……

これからの一年も、先生のことを見つめ続けていたい。先生を好きでいたい……

そしてNEMUI……

陥落しそうです。若誕をあと1時間も残しているのに……!

わたしの計画としては、ひかみて(ひかみくんが、みてる)までUPする予定だったんですが、ねむすぎて、かないそうにないです……。
ひかみては縄張りの方向を形づけたエポックメイキング的な作品と自負しており、内容はHIDOIですが(主にひかみくんが気の毒すぎたり若王子先生があいかわらず変態すぎる)自分でも嫌いではないのでぜひ、未読の方には見ていただきたいとおもっています。

というわけで、ひかみてを近日中に晒す、ということで、若誕はおひらきにさせていただきたく存じます。うわー、中途半端ですみませんすぎる……!


最後に、ほんとなんにもなりませんがサイト初期の頃には短文ポエム携帯テキストサイト目指していて、そのころに書いたわけのわからないポエムテキスト置いておひらきとさせていただきます。
当時拍手的なものを置いていて、そのお礼でしたが、自分としてもひどすぎると判断し、1,2日で下げたもの……。
数年ぶりに読んだけど、わたしにも意味わかりません。目についたのでのっけておきます。
若気の至りとお笑い下さい。

では、来年も若王子先生のお誕生日をここで、祝えますように。

おやすみなさい 


続き


*********************

いつのころからだったろうか。肌を重ねたあとに、先生はときどき昔の話をしてくれるようになった。
裸のままのわたしを腕の中でくすぐりながら、遠い異国の、めずらしい話をしてくれるのだ。
飛行機を降り、広大なとうもろこし畑を眺めながら5時間車を走らせ、大きな川をわたり、深い森を抜けると、巨大な白亜のプラントがある。
そこには、表情のない人々が集い、研究し、計算し、温いコーヒーで流し込むように味のないクッキーを食べ、夜になるとたったひとりで冷たいベッドの上に寝る。ときどき、眠らないこともある。
「先生、その人たちはなにが楽しいの?」
「いつか、宇宙ごと世界を征服するという夢を追うのが楽しいんですよ」
わたしには、宇宙の果てよりも、とおい世界の話のような気がする。宇宙の仕組みより複雑な、恋人の耳のかたちをゆび先でなぞりながら、先生に聞く。
「宇宙ごと世界なんて、征服できるの?」
「彼らはね。信じてるんだ。それが達成されて、いつか、すべての人々が、自分たちをあがめるようになるってね」
「あがめられて、うれしいの?」
「……そういう人もいる」
先生が目を閉じた。
わたしは先生の肌にふれた。二の腕のうちがわの、すこし柔らかい部分に。ここに触れると、先生の時間が、わたしに流れ込んでくるような気がする。
これは、おとなの人の、肌だ。
わたしより、すこし、多く時間を過ごしてきた人の、肌。しっとりとすいつくような、すこし、湿った。
この肌は、先生のなにを知っているのだろう。
わたしは、腕のうちがわに耳をつけた。
「おしえて、先生」
小さな声で肌に聞く。
より深いところを。あのころの先生が信じていたことをぜんぶ。
先生が一度は自分の中に閉じ込めてしまった、不思議な世界の、不思議な話。たったひとりで抱えてきたその空洞を、わたしにもおしえて。ひとりで眠った過去の固いベッドに、そっとわたしを呼んで。
「先生は、ひとりじゃないよ」
わたしが言うと、先生は、なんのこと、と、すこし笑ってわたしをころりと、仰向けにさせた。

うるんだひとみが、わたしを覆う。
「僕が君の年の頃にあこがれていたことは」
あつく、湿った吐息とともに、先生が、ちいさくささやく。
――誰かと、こうして、抱きしめあうことでした。

請うように、すがるように、先生がまたわたしに抱きついてくるから、わたしも先生を抱きしめかえす。
先生の夢を、忘れさせてあげる、かなえさせてあげる。
先生の分まで、わたしが幸せな夢を見る。そしてそれを、わけてあげる。

灰色のつめたい部屋のなか、静けさだけが沈む過去のベッドで、わたしと先生は、今日も熱く、身を寄せあう。


END

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