8点のほくさんがついに三十路を迎えられましたぱちぱちぱちぱち~。
もうこれでおしもおされぬジャスサー(ジャストサーティー)と男子高校生。
より、タブー臭強くなってまいりました……!
そんなわけであらほく新作です。
おたおめあらほく
ほくの誕生日の夜、嵐はほくの部屋の前にいた。
呼び鈴を何度か鳴らすが、ほくは不在のようだ。
『……いねェのか、ま、明日でいいか』
その頃、ほくは仕事の忙しさに押しつぶされそうになりながら、ひとりでラーメンをむさぼり食っていた。
もう一度言う。ひとりで、ラーメンをむさぼり食っていたのである。嵐のことなど、これっぽっちも思い出さないで。
翌日、嵐は再びほくの部屋の呼び鈴を鳴らした。
『……今日もいねェのか……。仕方ねぇからこれ、アイツにでもやるか』
嵐は、柔道部のマネージャーの顔を思い浮かべながら、少し開きはじめた花束にチラリと目線を落とした。
その頃、ほくはいろいろギリギリな人たちと、秋葉原で決起集会という名のお誕生日会を行っていた。アレな女子たちにかこまれて。嵐のことを少しは思いだしたかも知れないが、とりあえず、その場の楽しさに流されてしまった。
こうして、ほくの30代の幕は開いた。
嵐とは、なにひとつ進展はなかった。
=FINE=